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バリューマネジメントのビジョン

日本の文化を紡ぐ。

これまで人の意思によって紡がれてきた文化を、
民間が活用しマネタイズすることで
「価値ある日本文化」として後世に残していく。

現在国家が抱える課題の一つとして空家・空きビル問題があります。約800万棟の空家・空きビルが存在しており、そのうち100万棟は歴史的建造物といわれています。それら歴史的建造物には、その場所や土地に住み、利用していた人々の知恵や行動様式が息づいています。人が生み出したものは文化であり、歴史的建造物はその文化を目にし、触れるコトの出来る場所です。しかしそれら価値あるものは長い歴史の中で天災や人災により失われ、一度無くしてしまうと二度と元に戻すことは出来ません。これは文化の一つがなくなることに等しいのです。


しかもこれからの日本は人口の減少、高齢化社会の両方が訪れ、未曽有の社会が待っています。これまで国が税金を使って守ってきた文化も、構造的な変化により守っていくことができなくなるのでしょう。


私たちは「文化は国の財産」であると考えています。極東に位置し島国である日本は、鎖国などの歴史的背景も手伝って希有な文化を持っています。文化は国の資源です。その資源はそのままではなくなる可能性がありますが、付加価値を加えて正しく運用する事で、より魅力を増し、紡がれていくのです。


文化は人々が意思をもって今日まで継承してきたものですから、これからも後世に残していかなければなりません。先人がしてきた様に、私たちも意思を持って紡いでいかなければなりません。私たちは歴史的建造物を利活用する事で雇用と利益を創出し、その場所を利用する人々にとって「必要な場所」へと再生する事で、国家の課題である空家・空きビル問題を解決するばかりか、国の財産である歴史的建造物、つまりは文化そのものを紡いでいくのです。この課題解決を続ける事で、社会に必要とされる企業であり続ける事を目指します。

バリューマネジメントのミッション

歴史的資源を活用した
「観光まちづくり」

地域内に点在する歴史的資源をつなげる「まちの事業化」で
歴史的資源を保存・活用し、観光需要を取り込むことで
地域の永続的な価値創造サイクルを構築する。

従来、文化財などの歴史的建造物の活用は拝観がメインでした。保存にかかる費用は拝観料では全く足りず、税収によって保存されてきました。少子高齢化・長引く経済の停滞により税収は減少の一途で、歴史的建造物の保存は困難を極めています。地方が抱える問題はさらに深刻で、若者の都市部への流出により、まちの存続の危機に面しています。


しかし、地方には魅力的な歴史的資源が数多く眠っています。重要伝統的建造物群保存地区120地区をはじめとして、数多くの歴史地区が存在しています。城下町や寺町、商家町など、町の背景は様々です。歴史を感じる町並み、町に残る祭りや伝統工芸など、訪れる事で日本の文化や、その地域ならではの良さを感じる事が出来ます。その歴史的資源を武器として、各歴史地区全体を商品とし、観光でまちをマネタイズすることが可能です。


まず最初の整備として、歴史地区全体をホテルとして捉え、地域内に点在する複数の歴史的建造物をホテルの一室として設置し「まちの事業化」を行います。「まちの事業化」によってプロモーションからオペレーションまで効率的な事業運営を可能にします。単体の施設では魅力不足で取り込めなかった観光需要を取り込み、地域全体が輝きを取り戻します。


観光客は文化財などの歴史的建造物を従来の「観る」ではなく、「体験する」ことによって特別な時間を過ごします。記憶に残る時間を提供することで、生涯の想い出となり、必要な場所となり、まちの必要性が創出されます。今まで行われてきた一過性の町おこしイベントとは異なり、地域の永続的な価値創造サイクルが構築されます。バリューマネジメントは観光まちづくりによって、地域に産業と雇用を産出し、まちの発展に貢献してまいります。

目指す組織

顧客満足度、従業員満足度、パートナー満足度を念頭に置き
価値あるマネジメントとビジネスオペレーションを用いて、
社会や組織、関わる全ての人々に対し、幸福をもたらす。

我々は新技術で世の中を変えていくのを目指すのではなく、ビジネスを運用する力の根幹となる「マネジメント」「オペレーション」に特化し、モノやサービスの本来持つ価値を最大化させるプロフェッショナルオペレーター集団を目指します。また、そのプロセスを通じて介在する社会や顧客、株主、従業員、パートナー企業に至るまで、関わるすべての人々に価値を提供出来るよう貢献していきます。

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